南阿波総合医・家庭医養成プログラムのホームページにようこそ

救急対応をしている田舎の中小病院の慢性的な医師不足が問題となって久しいです。

医師が少ない=何でもしないといけない、仕事がハード、都会まで遠いなど不都合な点は多いですが、だから田舎の病院は医師不足なんだという概念を変えていきたいと思います。

地域は私たちを必要としている、僕たち総合診療医を必要としている田舎の地域はたくさんあります。地域が必要としているところで働きたい方、田舎が好きな方、田舎のお医者さんをしたい方、海部病院にきてください。地域の感謝にあふれる充実した研修を約束します。

寄りそい医について

みなさん初期臨床研修を終えてさまざまな道を歩み出した、または歩み出す前の人たちでしょうか。先輩方の生き方をみて、こういったお医者さんになりたいなどあると思われます。今後何十年も医師をしていく上で、医師の大きな役割を胸にきざんでいかないとやりきれなくなる時期がくると思われます。笑顔で楽しく医師人生を歩んでいきたいと思いませんか。

 

医師は人の大切なもの(命や暮らしや幸せなど)を守るために必要とされ、また尊敬されている職業だと考えています。その守り方には2つあり、1つは自分の技術を磨いていって、命の可能性にかける医師達です。大学病院や大きな病院にいる医師達であり、卒前教育や研修病院でお世話になる医師達です。そしてもう1つはその地域の人の人生や生活に寄りそい支える医師達です。地域の中小病院や診療所の医師達です。

 

医師という職業は素敵な職業でどの道も素敵なのですが、自分に合った方を選ばないと、ただでさえ険しい道が大変です。自分は究めたい医、寄りそい医どちらか自問自答することが大切と思われます。

究めたい医

 

自分の人生をかけて1つの技術を究め、愛する人の命を守りたい医達です。大学機関を含めた高次医療機関で活躍する医師達です。今までの若い医師が示される道が、この究めたい医の道が多いため、たいていはまずこの道を進みます。
寄りそい医

 

愛する人、愛する家族、愛する地域の命、暮らし、幸せを守る信念を持っている医師です。そのために幅広く臨床医学を身につけ、その場面にあわせて医療をします。まずはなんでも言ってくださいと患者さんにいうのがプライドです。田舎の病院は、地域の診療所は寄りそい医を必要としています。南阿波総合医家庭医養成プログラムは寄りそい医養成機関です。