2015年4月10日 医局セミナー

新しい研究室配属の学生さんと顔見せです。今年1年総合診療医学分野のスタッフと一緒になって、地域医療を研究しながら楽しんでいきましょう。どんな研究をしたいか、みんな話し合ってツリーを作ってくれました。僻地で働く医師の家族構成など面白いテーマがたくさんありました。見ず知らずの土地で子供を育てることは抵抗があると思われ、僻地医療で働けるのは独身もしくは子供が手から離れた50代ということになります。専門医を目指す子達は若いときはその疾患の数を診ることが大切であり、僻地医療とはそぐわないため、総合診療を目指す若い子達と、50代以上の専門医の先生方の組み合わせが現実的なのかなと思っています。私みたいで独身、総合診療、田舎好きははぐれメタルなんでしょうね。

2015年4月3日 医局セミナー

今回も私が担当であったので在宅医療症例編をセミナーしました。肝癌の患者さんが救急外来にこられて、療養型病院を考えていたが、本人が家で過ごしたという希望が強く、ご家族は困っておられました。いよいよ食欲不振の増強があり、私が当番の救急外来にきて、急遽在宅医療を設定し、在宅看取りをさせていただいた方です。癌の患者さんは亡くなる2週間ほど前までは自分らしい生活を続けることができます。癌ってずーっと寝たままになってしまう印象ですが、適切に医療を行うと、見た目元気なのですよ。この人も救急外来に歩いてこられたのですが、その3週間後に亡くなりました。本人、患者さんもこんな医療があってよかったと喜んでおられ、救急をしていてよかったと思えた、印象深い症例なので発表しました。一緒に在宅医療をしませんか?でもまずは救急医療に強くなってください。救急医療に強くなり、慢性疾患の管理に強くなり、そこから在宅医療も勉強していく成長図が私のプログラムです。

2015年3月27日 医局セミナー

山口先生に医局セミナーがあり、今回は耳鏡ミカタでした。まずは耳の解剖の講義から始まり、耳鏡をパソコンにつないで、プロジェクターに映し、みんなで勉強しました。自分の耳の中がプロジェクターに映されるのはなぜか恥ずかしくなりますね。なんででしょうか?知らなかったのですが、前日に耳掃除をしていてよかったです。

2015年3月15日 医局セミナー

今回は私が担当だったので在宅医療のセミナーをしました。海部病院は1年間に20例以上の在宅看取りがあり、積極的に取り組んでいる医療です。私も在宅医療に取り組んで3年がたちますが、患者さん、ご家族に幸せにつながる、生命の質を向上させることができる医療であることは確信しております。今回は在宅医療がどのようなものなのか、またそれにかかる費用、何ができるのかをお話させていただきました。在宅医療の保険点数を話していることが一番皆さんの反応が良かったです。やはりお金は大切ですね。

2015年2月14日 地域医療研究会

総合診療医学分野が開催する地域医療研究会が開かれました。亀田総合病院、亀田ファミリークリニックで研修中の河南先生の発表と、島根大学地域医療支援学講座の谷口先生の講演ととても勉強になりました。


河南先生の家庭医療というのは十分な専門性があるという熱弁には、私も含めた総合診療医を目指す人たちには十分すぎる熱いエールでした。


また2年後徳島県に帰ってこらえますので、一緒に総合診療・家庭医ととしてがんばっていけたらうれしいです。

2015年2月6日 医局セミナー

今日は金曜日なので市民病院で心臓CTの検査をおこない、そのまま大学で仲間に会いにいきました。僕以外に知っていたみたいなのですが、千葉県の亀田総合病院、亀田ファミリークリニックで国内留学をしている河南先生が来てくれて研修内容をプレゼンしてくれました。圧倒される研修内容で黒船をみた江戸の方々のような雰囲気でした。自分たちが成功したければ、成功しているところのシステムを自分たちはできないではなく、がんばってマネをして、自分たちなりに昇華すればいいだけなんです。どんどん徳島に取り込んでいって、徳島県の総合診療を盛り上げていきたいですね。遠くでがんばっている河南先生、八戸市民病院の梅谷先生よろしくお願いします。

 

この写真は大学のホワイトボードに書いてあった落書きです。おそらく学生さんの多田さんの絵と思いますが、季節感とクオリティがすごいので写メしてしました。


学生研究テーマ 増田くん「徳島県の各病院の医師不足感についての」

臨床セミナー 河南先生「亀田総合病院、亀田ファミリークリニックでの後期研修」

2015年1月16日 大学での日々

今日は大学での研修の日でした。

夏井くん 研究経過「海部郡内の救急搬送の傾向」

症例セミナー 中西医師「脳振盪について」

臨床セミナー 谷医師「胸部CT」

の3点でした。気づく点も多く勉強になりました。

その後、学生スタッフの川人くんとのリハビリについての話し合いも楽しかったですね。